「ロマン雪」というフォントがかわいいので調べてみた
こんにちは、あさとです。
最近、フォントに興味を持ち始めました。
普段なにげなく目にしているフォントですが、実にたくさんの種類があります。
その中から自分のお気に入りのフォントを探すのは、まるでアイドルグループの中に自分の推しを見つけるような高揚感があります。そんな気がします。
今回は、テレビを見ていて、かわいいなーと思ったフォントがあるので、ご紹介します。
「水曜日のダウンタウン」でおなじみのフォント「ロマン雪」
「ロマン雪」は、ダイナコムウェア社の「DynaFont」ブランドにおいて開発された、「ロマン風書体シリーズ」のひとつです。
「水曜日のダウンタウン」というバラエティ番組で使われており、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
点や横画の一部がキラキラ模様になっていて、とてもかわいいですよね。
このフォントの成り立ちは、公式サイトに、次のように書かれています。
「ロマン雪」は1925年の藤原太一著書による『図案化せる実用文字』から着想を得て、図中の婦人の華麗な装いや愛らしいスタイルをヒントにして、大正末期から昭和初期にかけての古典ロマンの雰囲気を再現した書体です。
(引用元:DFロマン雪A Std W9 OpenType for Win | フォント・書体の開発及び販売 | ダイナコムウェア株式会社)
婦人の姿をヒントに作られたフォントなんですね。
そういわれてみれば、確かにかわいいだけでなく、上品な雰囲気も感じます。
その他のロマン風書体シリーズ
「ロマン雪」はロマン風書体シリーズのひとつと述べましたが、同シリーズに、他にはどんなフォントがあるのでしょうか。調べてみました。
ヨーロッパ的デザイン「ロマン輝」
大正時代の伝統的な明朝体に昭和初期に発行された書籍のタイトル部分の特徴を組み合わせてデザインした書体です。縦画、横画、左はらい、右はらいなどのエレメント中に欧風装飾が加えてられており、クラシカルなスタイルの中に現代的な華麗さも表現されています。
(引用元:DFロマン輝A Std W9 OpenType for Win | フォント・書体の開発及び販売 | ダイナコムウェア株式会社)
「ロマン雪」がかわいいのに対して、こちらの「ロマン輝」はヨーロッパ的な美しさを感じるフォント。
「心」の点や、「デザイン」の濁点が、まるでユリの形のようにも見え、なんとも美しいです。
葉っぱのようなさわやかさ「ロマン鳳」
ロマン鳳は昭和2(1927)年に発行された『演芸と映画』をアイデアに、人々の日常や風情を描いた浮世絵的なスタイルを文字印象に応用した書体です。葉の形状を、右はらい、左はらいなどのストロークに取り入れています。また、部分的に半円狐を組み合わせることで、ややフラットな字形で穏やかさをイメージさせました。
(引用元:DFロマン鳳A Std W7 OpenType for Win | フォント・書体の開発及び販売 | ダイナコムウェア株式会社)
こちらの「ロマン鳳」は、葉の形状を取り入れたフォント。「ロマン雪」「ロマン輝」と比べると、あっさりとしていて、さわやかな印象を受けます。
ちなみに、「ロマン輝」も「ロマン鳳」も画像は同じ60pxなんですが、少し平たい字形のためか「ロマン鳳」の方が小さく見えますね。
丸みがかわいらしい「優雅宋」
細い横線と太い直線で構成され、ストロークの先端と末端に欧文書体の花文字のような装飾が施されているのが特徴的な書体です。この特徴が古典的な洋風感を引き出し、優雅さや華やかさを表現しています。
(引用元:DF優雅宋 Std W7 OpenType for Win | フォント・書体の開発及び販売 | ダイナコムウェア株式会社)
こちらの「優雅宋」は、くるくるとしたかわいらしい印象のフォント。
手書きの丸文字のようなフォルムと、はらいの先端の丸い装飾が、キュートさを醸し出しているように見えます。
筆の流れを感じる「麗雅宋」
明朝体のストロークをより美しく、そして特徴的にアレンジし、華麗な雰囲気を演出したロマン風書体。タイトルやロゴ、キャッチコピーなど幅広い用途で使用されている人気の書体です。
(引用元:DF麗雅宋 Std W9 OpenType for Win | フォント・書体の開発及び販売 | ダイナコムウェア株式会社)
最後に紹介する「麗雅宋」は、明朝体からアレンジされたフォントのようです。
筆の流れを表すような、明朝体らしさを残しつつ、レトロな雰囲気を取り入れています。メリハリがあり、読みやすい印象を受けます。
まとめ
今回は、フォント「ロマン雪」から派生して、ロマン風書体シリーズを調べてみました。
どれも独特の雰囲気があり、ロゴやポスターに使用すると目を引きそうですね。
フォントの印象については、ド素人の私から見た印象を述べているので、専門家の方から見るとちょっと違うことを言っているかもしれませんが、ご了承くださいm(_ _)m
ともあれ、今後もいろいろとフォントのことを調べられたらいいなと思いますので、その際はお付き合いください。
それでは、Salut!